Googleビジネスプロフィール インサイト指標の変更内容を解説

いつもローカルミエルカをご利用いただきありがとうございます。

昨年12月より告知している、Googleビジネスプロフィール APIバージョン変更に伴う
ローカルミエルカのインサイト計測数値変更内容についてお伝えいたします。

変更内容の概要

今回のAPIバージョン変更により、ローカルミエルカの管理画面にて以下2項目の変更が発生します。

  • インサイト→データ内容の変更
  • 投稿→投稿数、閲覧数、クリック数のデータ提供の終了

※Googleビジネスプロフィール上で上記の変更が既に実施されています。

これまで「インサイト」と呼ばれていたものは「パフォーマンス」という名称に変わりました。

今回、Googleビジネスプロフィールを運用されるご担当者様にとって大きく変わるのは、以下3点です。

①「間接検索数」が確認できなくなります

これまで確認することができた「間接検索数」が確認できなくなり、主要なKPIとしてチェックすることができなくなります。

②ビジネスプロフィールの「閲覧数」がより正確になります

これまで確認できた「検索数」「表示回数」は、検索結果に店舗情報が表示された回数をカウントしていました。
Google広告やSearch Consoleなどの「インプレッション数」を思い浮かべていただくと、わかりやすいと思います。

一方、新しい指標では、自社のGoogleビジネスプロフィールをクリックして詳細情報が見られた数が計測されるようになっています。
Google広告やSearch Consoleなどの「クリック数」と近いカウント方法に変わり、自社のビジネスプロフィールを意識的に見たユーザーに限った数値が確認できるようになります。

③同一ユーザーの重複アクセスがカウントされなくなります

「プロフィールを閲覧したユーザー数」で表示される数値がユニークユーザー数になり、より実態にあった数値を確認できるようになります。
インサイトの取得データ内容変更の詳細
これまで以下項目のデータが取得されていました。

項目 内容
検索数 直接検索 ビジネスの名前や住所で検索して店舗情報を見つけたユーザーの数
間接検索 カテゴリや商品、サービスで検索して店舗情報を見つけたユーザーの数
ブランド名検索 ビジネスに関連するブランドで検索して店舗情報を見つけたユーザーの数
表示回数 検索での表示回数 Google検索(ブラウザを使った検索)で店舗情報が表示された数
マップでの表示回数 Googleマップで店舗情報が表示された数
ユーザーの反応 ウェブサイトへのアクセス ウェブサイトボタンのクリック数
ルートの検索 店舗までの経路案内をクリックした数
電話をかける 店舗に電話をかけた数

変更後に取得されるデータは以下になります。

項目 内容
新規 プロフィールを閲覧したユーザー数 プロフィールにアクセスしたユニーク ユーザーの数

同一ユーザーが複数のデバイスやプラットフォームでビジネス プロフィールにアクセスした場合、カウントされる回数には上限があります。

デバイス毎、およびプラットフォーム毎の集計では、ユーザーは1日1回のみカウントされます。同じ日の複数の訪問はカウントされません。

新規 プロフィールの表示につながった検索数 特定の語句でビジネス プロフィールが表示された数
変更なし ウェブサイトへのクリック数 ウェブサイトへのリンクのクリック数
変更あり ルート検索数 ルートを検索したユニーク ユーザーの数

マルチタップ、ルート検索のキャンセル、スパムなどの操作が集計結果に影響しないように、ルートを検索したユニーク ユーザー数の集計方法を変更

変更なし 通話数 通話ボタンのクリック数

参照:ビジネス プロフィールのパフォーマンスとインサイトを確認する

この変更により、今後計測するレポートには以下のような事象が発生すると思われます。

  • 「プロフィールを閲覧したユーザー数」の数値がこれまでの「検索数」「閲覧数」より大幅に減少
  • アクション数の減少

数値が減少したとしても、これまでの数値がビジネス的により精度の高い数値に変わった結果であるため、急いで対策を講じる必要はありません。

今後注視すべき指標(KPI)

今後「間接検索数」が取得できなくなるため、ローカルSEO施策(MEO対策)における重要指標は以下になると考えます。

  • 重要キーワードのマップ順位
  • 重要キーワードの検索数推移
  • プロフィールを閲覧したユーザー数
  • アクション数

ローカルミエルカでは今後「ビジネス プロフィールの表示につながった検索語句」のデータを取得し、全店舗の直接検索、間接検索に近しい指標を表示できるよう機能開発を進める予定です。

今回のGoogleビジネスプロフィールの指標変更による特別な対策は不要です。
引き続き、お客様がお店選びをする際に自店舗が選ばれるための

  • USP(Unique Selling Proposition=自店舗の商品・サービスの独自の強み)を意識した発信
  • クチコミの獲得と返信
  • マップ順位のモニタリング

を継続してください。

その他不明点がある場合はチャットにてご連絡ください。

中本