多店舗を展開する企業にとって、Googleビジネスプロフィール(以下、GBP)の運用は、店舗数の分だけ工数がかかる。キャンペーン情報やイベント告知の投稿、営業時間の変更、クチコミ対応——ひとつずつ手作業で進めていては、担当者の時間はいくらあっても足りない。

ホンダモビリティ中部は、東海・北陸エリアにてHonda Cars 愛知/静岡西/北陸のブランドを持ち、111店舗(2026年10月時点)を展開するHonda正規ディーラーである。合併・統合と商圏拡大を続けている同社は、業務効率化、新規集客手法の刷新を常に行っており、業界の中でも先進的にMEO施策、SNS施策などデジタルマーケティング領域に力を入れている。

同社でホームページ、チラシ、SNS、広告など多くの施策をまとめる、販売企画課(旧デジタル販促課)の村井氏、大澤氏、戸部氏にお話を伺った。

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「Googleマップは第2のホームページ」。しかし、投稿するのに2時間

販売企画課が担うミッションは、顧客接点の強化、デジタルツール活用による集客拡大、拠点業務の生産性向上だ。加えて、SNS活用による認知拡大・ブランディング、イベント企画など管轄範囲に含まれる。

集客の強化のため、顧客接点を増やす。その一つとして取り組みが始まったのがMEOだった。ECサイトのようには車は売れない。人の接点が必要になる。その接点の一つがGoogleマップであり、同社はGoogleマップ上に掲載されている拠点情報を「第2のホームページ」という立ち位置で捉えている。第2のホームページである以上、そこには正確な情報が必要だ。

一方で、GBPの運用そのものには課題があった。

  • GBPの運用作業の工数が大きい(イベント告知投稿や営業時間変更)
  • インサイト分析、クチコミ対応
  • Googleや一般ユーザーによるマップ情報の書き換え

当時は手動でも運用できていた。ただし、投稿するのに2時間かかっていた(※導入当初70店舗分)。分析にも時間がかかる。この状態をどう抜け出すかが、ツール検討の出発点だった。

投稿は2時間から5〜10分へ。予約投稿とブログ連携で「常に最新」を保つ

  • 「一つずつ手動だったのが、一括投稿できるようになりました。2時間かかっていた投稿が5〜10分です。作業時間が短縮できた分、他の作業ができるようになりました」(戸部氏)

更新が予約できる点も利点だ。イベントのある日は当日に時間を確保して投稿を実施していたが、予約投稿により事前に準備する余裕ができた。同様に、拠点情報の更新についても更新予約ができるため、情報解禁当日に焦って作業を行うことがない。

同社がローカルミエルカを使った感想として挙げたのは、次の4点である。

  • ①一括編集・投稿機能や予約投稿機能により、改修作業にかかる時間が大幅に減った
  • ②ブログ連携により投稿の更新頻度を増やすことができ、最新の情報を顧客に届けられる
  • ③Googleやユーザーからの情報の書き換えがあった場合に自動修正でき、正しい情報を維持できる
  • ④月1回打ち合わせいただき、アドバイスをもらえて助かっている

導入後に注力した施策は、プロモーション(投稿)、正確なデータの保守、クチコミ返信の3つ。

なお、成果についてはローカルミエルカ導入以後、堅調に推移している。Googleマップ上のルート検索数・電話数・サイトクリック数などのアクション数は昨年対比で110%~120%程度と継続して増加している。

決め手は「人」。機能も重要だが、サポート体制を重視

同社はツール選定に2年間ほどかけて5~6社からローカルミエルカの導入を決定。選定の条件は3つ。大企業が利用している運営会社であること、ツールの使いやすさ、そしてしっかりとしたサポート対応ができる会社であることだ。

他社ツールと比較して、必要な機能もあり、使いやすく、費用面も申し分ない。最終的な決め手は人だった。GBPの運用を外部に全て任せきるのは難しく、ツールのみでも正しい運用や優先順位など判断が難しい。自走・内製化を目指す上でもサポート体制は選定基準として重要視していた。

  • 「サポートは絶対必要でした。最後は人で決めました」(村井氏)

導入後のサポート体制についても好印象だ。

  • 「打ち合わせでも親身になってくれますし、機能の改修も臨機応変に対応してくれました」(戸部氏)

サポートの範囲はGoogleマップの活用やGBPの運用にとどまらない。広告やサイトについても言及し、包括的なサポートを受けているという。

顧客接点の強化。チャレンジングな社風を活かして強固なブランドへ

同社は、顧客への販売を通じて一生寄り添って喜びを分かち合うことを目指している。

  • 「店舗スタッフの接客力を信頼している。」(村井氏)

販売企画課では、認知段階からのブランディングと、実際に足を運んでいただくことがマーケティングの重要な役割であると考えている。顧客と、信頼できるスタッフとの接点を作り出すため、あらゆる取り組みをする。新しい手法であってもチャレンジングな社風が後押しして実行まで進む。

  • 「チャレンジをしていくために、専門家から常に最新の情報や提案を貰いたいと思っています。」(村井氏)
  • 「サポートにとどまらず、会社や販売企画課の目指す姿に向けて必要な提案をしていきたいです。支援領域を広げ、業務理解を深めてその精度を高めて参ります。」(Faber Company片山)

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ホンダモビリティ中部
東海・北陸エリアにてHonda Cars 愛知/静岡西/北陸のブランドを持ち、111店舗(2026年10月時点)を展開するHonda正規ディーラー。中部地区では最大級の店舗ネットワークを誇る。業界の中でも先進的に、MEOやSNS施策などデジタルマーケティング領域に力を入れている。